私は読書が好き
私は読書が好きで手当り次第に本を読みます。読書の良さは、人が何十年もかけて経験したことを手頃な値段で読め、追体験できることにあると思っています。そして、映画とは違い、選択肢が無限に近く、毎日200冊ほど出版されるため、読みたい本がない、という状態に陥ることがありません。つまり、読書とはひとりでできる最高で最強の趣味ということになるのではないでしょうか。
しかし、本を読み続けていると困ることもあります。それは、たくさんの考え方がありすぎて、一体どの考えを採用すべきか迷ってしまうということです。あれもこれもとすぐに考えを取り入れてしまうと、自分の中で真っ直ぐに通った芯のようなものが無くなってしまうのではないかと不安になるのです。
情報よりも先に自分がくる
そこで大事になってくるのが、自分の人間性です。あらゆるすべての考え方を取り入れてしまうと、支離滅裂になってしまいます。そこで、どの考え方が自分の性格と一致しているのかどうか見極める必要がでてくるのです。情報よりも先に、汝を知れ! ということです。さて、それではどうやって自分を知ればいいのでしょうか?
性別の違い
例えば最近、ホリエモンの『多動力』という本がよく売れています。あの本の中での格言で、最も衝撃的なのが「3つの肩書を持てば、あなたの価値は1万倍になる」ということです。1万時間の法則により、上位1%の専門家となり、それを複数の肩書で掛け合わせることによって1万人に1人の価値ある人間になる、という考え方です。しかし、ここで知っておいてほしいのは、女性は比較的マルチタスクが上手いのに対して、男性はマルチタスクが苦手な可能性が高いという性差です。
ですから、この3つの肩書という情報を鵜呑みにして、いきなり2つの肩書を増やす男性は失敗する可能性がとても高い、ということです。必ず1つの肩書で1万時間費やし、上位1%になった後に別の肩書を増やさなくてはなりません。
この他にも、男は会話に結論を求め、女は会話にコミュニケーションを求めるなど、男女の脳は全くといっていいほど違った作りになっているため、性別による違いを理解した後に情報を仕入れたほうが、自分に合った情報を探しやすくなるはずです。
占い
誰が言われても心当たりのあるような言い回しができること、それが占い師という仕事に求められている技術ですから、基本的に占いは信用していません。しかし、そうとは言いながらも、気になってついつい読んでしまうのが、占いの本です。笑 誕生日を元にするタイプの占いだけでもかなりの種類ありますから、ざっと目を通しておくだけでも、なんとなく自分を知ることができるかと思います。
身近な人からの助言
友人や家族からの「お前って〇〇だよな」という助言。ネガティブなことを言われたとしたら、ついつい否定したくなりますが、耳が痛い内容ほどぐっと堪えて受け入れるべきです。こう言っている私が一番受け入れるべきなのですが……。笑
自分の直感や興味に素直になる
『第一感』という本でも証明されていますが、人の直感というのはあながち間違っておらず、熟考した結果、間違った選択をしてしまう、というのはよくあることです。趣味や興味に関しても同じで、自分がなりたい理想像に引っ張られるようにして趣味や興味を選んではいけません。自分の心に素直になって、道を選択をすべきです。
以上のようなことに気をつけて、生活していけば、必ず自分を知ることができると思います。
まとめ
自分のことを知ることができればあとは簡単です。長所、短所、得意なとこ、苦手なこと、好きなこと、嫌いなこと。これらがハッキリしているのですから、長所を伸ばしてもいいですし、逆転の発想で芸人さんのように短所を武器にしてもいいでしょう。
不要な情報もハッキリしてくるはずです。必要な情報を探すよりも、不要な情報を先に捨てておくと、効率良く情報探しが捗るはずです。
すべてを知り、実行することはできません。必要なことだけを知り、必要なことだけを実行すべきです。そのためには、自分を知ることからはじめましょう。
本に書いてあることはすべて正解であり、すべて間違いです。ヒトラーが正しかった時代もあるのですから、どんな過激な発言や思考でさえ正しくなることはありうるのです。本人がどれだけ深くその思想を信じ、発言するかで、説得力は変わってきます。しかし、その極端な論理の説得力は、自分の信念が揺るぎない人のもとには決して届かないのです。
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