中学は自由
私が学んだ中学校の校風はわりと自由だった。さすがに私服とまではいかないものの、教師と生徒の距離感が近く、授業中の発言も自由で、ヤンキーがいるわけでもなく、クラスではみんな仲が良く、すごく充実した学生生活を送ることができた。1学年が2クラスしかない小さな学校だったが、全員が第一志望の高校に受かり、担任の先生もすごく誇らしそうに卒業式を迎えていた。
高校は不自由
しかし、高校に入ると環境は一変した。中学の時のように、授業中に自由に発言してみたら、教師に睨まれ、毎日山のように宿題を渡され、身なりや生活に関するルールが異常なほど増えた。はじめは真面目に宿題をこなし、授業のペースにもなんとか喰らいついていたが、2年目からクラスのランクが下がり、その瞬間やる気を失った。相変わらず津波のように押し寄せる宿題を一切やらないと心に誓い、あらゆる科目の教師に説教をされるのが日課となった。
中学時代は勉強が好きだった。スポーツも好きだったが、明らかにスポーツよりも勉強のほうが自分に向いているのがわかった。今日はこのページまで暗記すると予定を組んで、それを実行し、テストを迎え、結果を残す。そのサイクルを確立していた。しかし高校に入ると、勉強が義務になった。一年中宿題を出されることによって、テストに向けた勉強の予定を立てる必要がなくなり、暗記するというよりも、プリントに解答を書き殴り、自宅で宿題をした証拠を残すことが勉強に変わった。
もちろん、私のように落ちこぼれたのは少数で、大抵の学生は宿題をこなし、テスト勉強もし、部活もやっていた。3年間の睡眠時間を捨てた見返りとして、いい大学への入学の切符を手に入れていた。高校では勉強はしないと心に誓ったものの、みんなが目標を達成しながら、晴れ晴れしく卒業していく姿はとても眩しかった。
働きながら勉強すること
あれから月日は流れ、学歴も経験も目標もないまま私は地元に戻った。祖父や父が築き上げた農業や測量の仕事を手伝うようになり、やってみるとどんな仕事も楽しかった。親のスネをかじってばかりもいられないので、業務範囲を広げるため、測量の仕事の延長線上にある、土地家屋調査士という資格をとった。この資格に合格するまで2年半もかかったが、この資格を取ることによって仕事が増えることはハッキリしていたし、家族も喜んでくれることは間違いなかったので、最後まで諦めることなく勉強を続けることができた。
やはり勉強は楽しかった。中学の時のように、毎日の目標、月の目標、試験日までの目標を定め、それを地道にクリアしていった。勉強というのは、教科書を丸暗記する作業だと思われがちだがそうではないと思う。勉強で重要なのは、自分の長期的な目標や、得意なこと、不得意なことを理解した上で、試験日までにこなさなければならないタスクを逆算し、実行、そして結果に繋げる、という一連の流れだ。この「自分で決める」というのは、お金や褒められるなどのどんな報酬よりも強いやる気を本人にもたらしてくれる。誰のものでもない自分の人生なのだから、やはり責任を持って決断を積み重ね、生きていくべきだと思う。
まとめ
社会に出ると、学生時代のように先生が宿題を出して頑張れとは言ってくれない。自分で目標を定め、日々の習慣を変え、結果を出し、反省する。この一連の流れを死ぬまで繰り返すしかない。これを飽きずに一生続けていくためには、どんなに頼りなくとも自分のエンジンで飛ぶしかない。学生時代にグライダーのように先生から飛ばされていた学生は、社会に出てからもう一度自分のエンジンを積み直し、メンテナンスする必要があるだろう。
どうせいつかは自分で飛ばなければならないなら、どんなに低空飛行だろうと、初めから自分のエンジンを使って飛ぶべきだと私は思う。誰もが皆、大きさは違えども、エンジンを積んでこの世に生まれてくるのだから。
やはりモチベーションにつながりやすいのは仕事とか収入に直結する勉強だよね。収入アップには繋がらなくても仕事の専門分野の勉強深めるとより仕事が面白くなるというのもあるよね。
もともと学問が好きな人は学生時代の国語、算数、理科、社会、英語みたいな勉強もはじめからモチベーション高いんだろうね。そうでもない人も学生時代に勉強するに越したことはないだろうけど、もしそうでなければ大人になって仕事に必要なことを学ぶので遅くない気もしますが、どんなもんすかね?
難しいねー!勉強しなくても稼ぐ方法はあるんだろうけど、その場合は経験とか技術がものをいう職人的な働き方になるだろうね!やっぱ要領よく仕事したいから勉強するんだよねー。
子供をどう教育していくかもこの話に繋がるよね。まぁ教育するっていうほど立派な親になれるかどうかもわからんけど笑
要領よく働きたいから勉強するってのはそうかもねー。俺みたいにリハビリ職についてる人の大半は専門学校卒で高校時代まではお勉強得意じゃなかった人が多いと思うのよ。でもそれでみんな仕事出来ないかというとそうではなくて、精神論みたいになるけど誠心誠意仕事してて探究心ある人ってやっぱり知識増えていくし仕事ぶりも凄いと思わされるんよね。一方で有名な大学出ててもやっつけ仕事みたいな人は意外と知識少ないし、患者さんとの接し方もなんだかなあって場合があるのよね。話は逸れるけど社会人としてやっていくうえで1番重要なのは何かなと考えたら、精神を病まないことだね。いくら頭良くても仕事出来ても精神を病んだら続けられないからね。精神を病まないための方法として勉強することで自分に自信を持ったり、その仕事にたいして楽しさややりがいを見出すというのはあるかな!勝一は社会人として仕事をやっていくうえで1番重要な力はなんだと思いますか!?
言われてみれば確かに精神衛生を保つことはめちゃくちゃ重要だね!!俺はやる気のムラが大きいタイプだから、コツコツ努力出来る人は尊敬するね!
そして社会人として一番大事なことは精神も含めて肉体的な健康も大事だと思うかな!頭も体の一部だから、体動かしたら頭もスッキリする感覚があるし。
イメージとしては真面目でキッチリしてる人ほど精神を病む傾向が強い気がするんだけど、どうなんかな?あと、太陽光を浴びたら鬱傾向が弱まるってテレビで言ってたけど、本当なんかね?
身体動かしたりとか日光浴びたりすると脳内のセロトニンってのが増えて鬱病になりにくいとかいうよね。そう考えると勝一がよく書いてる農業は鬱病予防に良いかもね!真面目できっちりしてる方が病みやすいという指摘もその通りだと思います!自分自身に対しても職場の同僚や家族に対しても完璧でないものを容認できないといかんよね。完璧主義ではなくて適度に力入れて、適度に力抜いて、失敗しても「まあしょうがないか」とこだわり過ぎないってのが長く働く或いは生きていくのに大事だと思うよ!
それでいうと俺らが高校時代の部活でよく言われた「妥協するな!」って嫌な言葉やね笑頑張っても頑張っても満足感得られず、もっともっとって自分や他人を追い込む言葉だね。まぁ部活だからしょうがないのかなんなのか知らんけど社会人が仕事も家庭も「妥協するな!」の精神でいたら息苦しくてしょうがないよね。
なるほどー!やっぱそうなんや!!人生の一体どこに力を注いで生きて行きたいのかっていうのが大事なんかもね。でも、血眼になって全力で取り組めば結果が出るかといったらそうでもないから難しいところだよね。程よい緊張がいい結果をもたらすとかよく聞くもんね。
ひろきの専門分野の話は面白そうやからもっと聞いてみたいねー!!