起業したけりゃ旅に出ろ! 冒険の先に成功はあること

エベレスト

経営者に必要な資質とは

経営者に必要な資質とは何でしょうか?
努力、知識、お金、人脈、運、上げればきりがなさそうですが、私の旅に関する実体験を交えながら考えていこうと思います。起業に関して悩んでいる方に読んでもらえるとありがたいです。

私は23歳のときに半年かけて旅をしました。行き先はアジア。なぜなら物価が安かったからです。それでも総額100万円ほどかかりましたので、今思うと世界一周航空券を買って、好きな国を選びながら世界一周してみてもよかったのではないかと思っています。

しかし、この発展途上国ばかりのアジアを一周したことは結果的に良い方向に私の人生に作用しました。どう作用したのかは後述します。

旅立ちの前

旅に出るということは予想以上に大変なことでした。準備が大変だというよりも、親を心配させて大変でした。留学なんかとこじつけて旅に出たとしたら、もっと理解されていたのかもしれませんが、単純に目的もなく期間も決めずにアジアに向かったのですから、親としては心配するに決まっています。結果として半ば強引に私は韓国行きの船に乗り、出国したのですが、自分の命、自分の人生は自分だけのものではなかったことを出国時に痛感しました。私の命はたくさんの人生の一部でした。

旅を終えて

韓国、中国、ベトナム、マレーシア、シンガポール、タイ、インド、ネパール。合計8ヶ国を巡って私の旅は終わりました。

旅先ではなんやかんやありました。お金が無くなり、上海のど真ん中で野宿をするハメになりましたし、タイの海で溺れて死にそうにもなりましたし、ゲイに襲われそうになりましたし、エベレストの麓5500mの地点で高山病で死にそうにもなりました。決して楽しいことばかりではありませんでしたし、命の危険がなかったといえば嘘になります。しかし、今となってはとてもいい思い出です。

旅先でブログを更新していたことや、友人の口コミで帰国後には誰に会っても旅のことを聞かれました。

  • どこに行ったのか?
  • 沢木耕太郎は好きか?
  • 異性との出会いはなかったのか?
  • 価値観は変わったのか?
  • 俺も海外に行きたいんだけど

などなど、旅を終えたばかりのあの頃は正直言って旅で疲弊していたし、自分の中で整理がついていなかったので、それらの質問にしっかりと答えられませんでした。

しかし、旅を終えて早くも7年が経ったので、ようやく自分の中で整理がついてきた状況です。

旅と起業は似ている

ここからが本題なのですが、旅に出ることと、起業することは非常によく似ています。

一言でいうと「不確実な世界に勇気を持って飛び込む」ということです。

もちろん下調べはいくらでもできます。本屋に行けば旅人の本はごまんと売っていますし、友人の体験談を聞いてもいいですし、地球の歩き方を読んでもいいでしょう。しかし、知識として知っていることと、実際にリスクを背負って行動し、実体験を積むということは全く別のことなのです。

起業して1年の経験があるのと、その業界で社員として10年の実務経験があること。その価値は全く別物で、実務経験の延長線上に起業はないのです。

最終的には「えいや!」と、勇気を持って不確実な世界に飛び込むしかないのです。人のアドバイスはいくらでも聞くことができますが、最終的に自分の背中を押して一歩踏み出すのは自分の足以外にないのです。

旅は私に「日本人はすでに幸福なのだ」と教えてくれた

そしてはじめにふれたように、旅が私にもたらしてくれた効用があります。それは日本人として生まれたことに対する感謝です。

東南アジアのような発展途上の国を見て回ると、日本人として生まれた私は本当に運が良かったと思わざるをえません。足がないことを売りにして地面を這いながら物乞いをしてくる人がいたり、川のほとりで死体が焼かれていたり、生まれたばかりの子供にミルクをあげ、兄弟の世話をしている子供もいました。

基本的に子供は小さいうちから働いていましたし、社会保障が充実しておらず、人々は病気になることを非常に恐れていました。そして、旅先で出会ったほぼすべての人たちは海外旅行に行くこともなく、贅沢や学びもないまま、その日暮らしで一生働き続けるばかりの人生を送るのだろうと、日本という国に守られた私は思いました。

誰もがパスポートを取得でき、ちょっと貯金しただけで海外旅行に行け、無料の義務教育があり、医療費はほぼ国が負担してくれて、借金をしても破産申告をするだけでチャラになる日本人は本当に恵まれています。

これだけ恵まれているにも関わらず、やりたいことをやらずに人生を終わるのは非常にもったいないことです。

誰よりも学び、誰よりも稼ぎ、誰もができない経験をし、もっと人生を謳歌するべきです。日本人として生まれた幸運をもっとフル活用すべきです。旅にも起業にもリスクはつきものですが、そのリスクを克服し、一歩踏み出すだけで貴重な経験を積むことができるのです。

旅と起業はとてもよく似ています。そして、どちらも人生をより良く導いてくれる経験となるのです。
勇気を持って一歩踏み出しましょう。「成功」の反意語は「何もしない」です。知識をいくら蓄えたとしても、行動しなければ前に進まないのです。

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