はじめに
あなたがメインで使っているネット通販は何ですか? 私は物心ついた時からAmazonユーザーでした。あらゆる物やサービスを販売している今とは違い、昔のAmazonはオンライン書店に特化しており、読みたい本があれば中古の本を値段を気にせず片っ端からAmazonで買い、読み終えた高い本から順にAmazonで売るという方法で私の読書生活は未だに充実し続けています。つまり、どんな高価な本でも往復の送料プラスAmazonへの手数料だけを払えば本を読み続けることができるのです。もちろん図書館で本を借りるとタダですが、Amazonで買うと図書館での取り扱いがないどんな本でも読めてしまうのです。
世界一の成長企業、Amazon
そんなAmazonですが、1995年営業開始以降、株価は1252倍に成長しています。しかも、2014年から3年間のアップル、グーグル、フェイスブックの株価は2倍の成長率ですが、Amazonはなんと4倍にまで膨れ上がっているのです。
なぜ、Amazonは世界一の企業になれたのでしょうか? ここ数年は違いますが、かつてのAmazonは利益を出さない企業として有名でした。儲かっておらず経営が厳しいから利益が出ないのではなく、毎年数千億円をかけてロボットだらけの物流倉庫や小売店の建設や、新サービスの開発を続けるためにあえて利益を出さなかったのです。もちろんその決意の表れとして、投資家への配当も一度として行われたことはありません。
多くの企業が、タックスヘイブンで節税をしていることに対し、Amazonはそもそも課税されるべき利益を生み出さないよう、会社の成長を最重要視したわけです。
もちろん創業してすぐの頃には株主からの猛反対があったようです。インターネットバブルに沸くアメリカにおいて、巨大な倉庫を作るために利益を失っていたわけですから、インターネット上での新たなサービスを展開すべきだという意見が株主から出るのは当然のことでしょう。しかしジェフ・ベゾスは意見を変えませんでした。利益度外視でロボットが活躍する巨大な倉庫を作り続けたのです。その結果、自社で在庫管理から決済、梱包、配送、カスタマーサービスまで行えるシステムが完成したのです。
Amazonが行なっている様々な業務
FBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)
Amazonで商品を販売する売主は、Amazonの倉庫にまとめて商品を送るだけで一切なにもすることなくネット販売を始めることができる。
世の中に必要とされる商品を生み出すことさえできれば、あとの業務は(在庫管理、決済、梱包、配送、カスタマーサービス、広告での販売促進、最適な価格の設定まで)全てAmazonがやってくれます。
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)
Amazonが行なっている様々な事業の中でもっとも利益を出している、クラウド上でウェブサーバーを提供するサービス。しかも、価格暴騰で話題になったビットコイン、あの暗号通貨を動かすために使われていたブロックチェーンという技術も利用可能となっています。
Amazon Go
中国では一般的になりつつある、無人店舗。シアトルでチェーン展開中。
Amazon Prime
年会費3900円で
・配送料無料
・お急ぎ便、日時指定無料
・映画、ドラマ見放題
・音楽聴き放題
・一部の本読み放題
他にも様々な特典があります。正直言って、中毒になりそうなほど特典が一杯です。年会費3900円でどう考えてもサービス過多。そう、Amazonの狙いは信者をたくさん作り、後から利益を回収するのではないか?との意見もあります。
Amazon Echo
スマートスピーカー、またの名をAIスピーカー。Amazonが最近電子レンジを作って販売し始めたのですが、このスマートスピーカーとの相性のいい家電を作って日常生活をハックする計画があるそうです。掃除機、電気、エアコン、テレビ、洗濯機、、、あらゆる家電とスマートスピーカーはあなたの声を通して繋がるようになるはずです。
Prime Now
Amazonで商品を買った場合の最速の配送時間は、「Prime Now」利用で1時間です。我々のような離島暮らしの田舎者には関係のない話ですが、そう遠くない未来に、離島のハンデも乗り越えてしまうようなサービスが始まるかもしれません。それはドローンを使った商品の配送です。しかもAmazonが構想しているドローンの基地は空!!建設予定地が空です。
もしも本当に空にドローンの基地が完成し、あらゆるものが空から降ってくるようになったとしたら、配送にかかる費用、そして時間も短くなり、離島に住むハンデが無くなるはずです。そして、都心だけに集中していた人口が日本全体に広がっていくのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
Amazonが行っている事業を詳しく知ることは、世界最高の会社経営、そして世界の未来を知ることに繋がります。
今後もAmazon信者として世界最高の企業の動向を見守っていきたいと思います。
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