まず前提として、人とは違う結果が欲しい場合、人とは違う行動を取る必要がある。世の中には、人と同じ行動をした先に、人とは違う結果があることを信じている人が非常に多いことに、いつも驚かされます。
選択肢が多すぎると選びきれない
だから私は人とは違う仕事をするつもりだった。端的に言うと、この世にはない、あるいは日本にはない仕事。しかし、この仕事の選び方には問題がある。それは、選択肢が多すぎて選びきれないということ。ちょうど私が就職しなければならなかった時期は、ネット関連の仕事が伸びていました。iPhoneが発売され、便利なアプリやサービスが次々と話題になり、気に入ったブログをひたすらブックマークしていた。しかしこのようなネット関連のビジネスを仕事にしたい場合、一体何から手をつければいいのか皆目見当がつかなかった。とりあえずFacebookやTwitterでアカウントを作り、ブログを開設、初期設定をやってみただけで、肝心のコンテンツは何も発信することなく、三日坊主で辞めてしまっただけに終わった。
身近なところに落ち着いた
それから10年以上が経ち、結局私は、人と同じありきたりな仕事をしている。この世にはない仕事、あるいは日本にはまだ上陸していない人とは違う仕事をはじめることは私にはできなかった。父の会社の測量、測量の延長線上にある土地家屋調査士業務、祖父が揃えた農機具を使っての農業、このブログ運営のように文章を書くこと。これらが私の仕事だ。
自分で本業を決める必要はない
周囲からは、「お前の本業って結局、何なの?」とよく聞かれますが、本業を自分で決める必要はないと思っています。自分に出来る仕事をジャンルに関係なく増やし続け、世間に認めてもらい、結果として最も収入が多かった仕事を本業にすればいいだけ。自分で自分の本業を決める必要は全くなく、世間に本業を決めてもらえばいい。これが私の仕事選びに関する結論です。
若ければ若いほど、自分に何の仕事が向いているのかはわかりにくいもの。今でも私は自分に一体どの仕事が最も向いているのかわからないままです。高校や大学を卒業したタイミングで一生続けていく仕事を決めるというのは、はじめから無理がある選択だと思います。しかも、世の中の変化は年々早まるばかりで、我々が定年する頃の未来なんて想像不可能。むしろ、ほとんどの仕事は、機械化の流れによって、次々と無くなっていくに違いないのです。だから何十年も先の未来を予測し、就職するのは間違いで、これからは自分に出来ることを手当たり次第にはじめてみて、世の中に自分の仕事を決めてもらえばそれでいいと思うのです。
これがようやく辿り着いた、私の人とは違う働き方です。みなさんも、自分に出来ることからはじめてみてはいかがでしょうか?
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